2020年2月15日土曜日

涅槃図

 2月15日はお釈迦さまが亡くなられた日「涅槃会」です。各寺院で涅槃会行事が修行されますが長命寺では涅槃図という大掛軸を本堂に掛け、お釈迦さまのご遺徳を偲びます。 今回は長命寺の涅槃図を例に涅槃図の見どころをご紹介します。 涅槃図は3月のお彼岸前まで掛けてありますのでどうぞご参拝ください。

沙羅双樹(さらそうじゅ)の木
 お釈迦さまが亡くなった時に、その四方に沙羅の木が2本ずつ計8本あったという意味で、沙羅双樹といいます。お釈迦様が亡くなると、季節外れの花を咲かせたり、すぐに散っては、その花びらでお釈迦様の遺体を覆ったと言われています。







お釈迦さま
 中央の宝台の上に、頭を北にして横たわるお釈迦さまが描かれていますこれが、「北枕」の由来とされています。










薬袋(やくたい)
 お釈迦さまの母・摩耶夫人(まーやぶにん)が、天から投げたとされる薬の入った袋です。残念ながら、木に引っ掛かってお釈迦さまのもとには届きませんでした。薬を与える事を「投薬」と言うのは、ここから来ていす。


動物たち
 お釈迦さまの周囲に描かれた弟子たちとともに、十二支をはじめとする様々な動物たちが描かれます。これは「動物たちも、お釈迦さまの死を悲しんでいる」という意味で、生きとし生ける物すべてに慈悲の心を持ったお釈迦さまの徳を表しています。ちなみに、鼠がお釈迦さまの使いとされている事から、猫が描かれた涅槃図は非常に少ないらしいです。