謹賀新年
改歳にあたり皆様のご多幸をご祈念申し上げます
瀧澤山長命寺 金子朝尚 合掌
新年を迎え、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
長命寺では、例年どおり元朝より「三朝 祈祷法要」が修行され、3日から、各家へ新年のご挨拶に伺います。日頃、当山を大切に想ってくださる檀信徒の皆様と対面し、感謝の気持ちを伝えられるひとときなので、心を込めて回らせてもらいます。
さて、年末に2021年をあらわす漢字が発表されていましたが「金」という漢字でした。
コロナ禍で開催された東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多数の「金」メダルを獲得したほか、大谷翔平選手が大リーグMVPを満票で受賞するなど、リアル二刀流でシーズンを通して活躍しました。
さらに宗門の大学である東北福祉大学出身の松山英樹選手は日本人初のマスターズ制覇、また、藤井聡太棋士の最年少四冠達成など、国内外でこれまで成し得なかった多くの「金」字塔が打ち立てられました。
そのほかにも、飲食店への休業支援「金」・給付「金」、子育て世帯を対象とした臨時特別給付「金」の議論、新紙幣 印刷開始や新500円硬貨流通など、お「金」にまつわる話も数多く話題に上がりました。
毎年発表される「今年の漢字」それは過ぎた1年を表すものです。 過去を振り返ればわかる事は多くありますが、それは「過去」というのは変えることができない既に出来上がった結果であるからです。
お釈迦様はすべての物事には「原因」と「結果」があると因果の真理をお説きになられました。
今自分がここにいるという結果は自分が歩んできた人生の中で作り上げてきた結果の積み重ねです。
「今」という一瞬一瞬の積み重ねの中で私たちの未来は作られ、私たちの過去は出来上がります。
善い行いの積み重ねで得るものは善いものになるでしょう。
悪いものの積み重ねで得るものは悪いものになるでしょう。
これこそがお釈迦様が説くところの「自業自得」です。
そんな積み重ねの人生、振り返ると過ぎてみればその道に「人生がある」
皆様の人生の終わりにはなんという漢字がふさわしくなるのでしょうか。
どんな漢字となるべく歩みましょうか。
何を積み重ね、どんな人生を望むのか。新年の始まりには、ご家族でそんなことを話し合ってみるのもいいかもしれませんね。